2 定期検診の重要性
一昔前までは『虫歯になったら歯医者さんへ行く』『何か問題があったら歯医者さんへ行く』ことが主流でありました。しかし、虫歯になってから、なにか問題があってから治療していては、生涯に渡り自身の歯で食事をすることが困難になりかねません。そこで重要なのが定期検診です。定期検診ではどのようなことがおこなわれるのか、詳しくご紹介して参りましょう。
なぜ定期検診が必要なの?
とある調査によると、スウェーデンやアメリカでは90%~80%の患者さまが歯科医院で定期検診を受けているという報告がありますが、日本では52.9%と約半数にとどまり、課題が残る数字となります。(平成28年国民健康・栄養調査(厚生労働省))
この数字は、80歳の時点での残存歯数にも大きく影響を与え、スウェーデンでは80歳時に20本以上の残存歯数があるのに対し、日本においては15.2本となります。(平成28年)
しかし、これらの数字は30年前に比べると大きく飛躍し、昭和62年時には、80歳時の平均残存歯は4.7本であったことを考えると、日本でおこなわれている「8020」運動の効果が現れています。
8020運動では、80歳時に20本の歯を維持するための運動であり、歯科医院での定期検診が推奨され、虫歯や歯周病を予防するための処置をおこなっており、上記の数字を見ても定期検診の重要性が認められます。
定期検診の内容
定期検診は以下の内容となります。
・口腔内チェック(歯肉の状況・むし歯の有無・咬み合わせのチェック)
・歯垢、歯石除去(歯磨きでは除去できない汚れを落とす)
・歯磨き指導(正しいケア方法を身に付ける)
・フッ素塗布(必要に応じて歯の歯質の強化)
以上、今回は定期検診の重要性についてご紹介しました。虫歯や歯周病を予防するためには、日々のセルフケアに加え、定期検診が重要です。定期検診を受け、お口の中の健康を維持しましょう。
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