7 歯科の滅菌体制について
患者さまのお口のなかで使用する歯科医療器具だからこそ、衛生管理や滅菌体制を徹底しなくてはいけないものですが、一体どのような衛生管理や滅菌体制がおこなわれているか、ご存知ではない人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、歯科医院における、衛生管理や滅菌体制について詳しくご紹介して参りましょう。
歯科医療器具とは?
歯科医院によってさまざまではありますが、一般的には患者さまごとに専用の基本セット(デンタルミラー、ピンセット、探針、エキスカベーター、プローブなど)をご用意し、使用後は消毒した後、滅菌パックに入れて滅菌をおこないます。
また、歯を削るための機器であるタービンヘッドも滅菌をかけ、患者さまごとに交換をいたします。
滅菌ってどんなことをするの?
『消毒』『殺菌』という言葉は良く耳にするともあると思いますが、『滅菌』はいったいどのようなことをおこなうのでしょうか。お口のなかには、さまざまな種類の微生物が潜んでおり、治療によっては出血をともなうケースもあり、院内感染を防ぐためにも『消毒』『殺菌』に合わせて『滅菌』が必要となります。
滅菌とは、すべての細菌を死滅させる行為を指し、歯科医院では使用する医療器具に対し、可能な限り滅菌します。
【滅菌の方法】
高圧蒸気滅菌・・・飽和水蒸気のなかで、121℃~134℃まで加熱させ、微生物を死滅させます。
乾熱滅菌・・・乾燥空気中で加熱して微生物を死滅させます。135℃~200℃まで温度が上がるため、ガラスや磁気製など高温に耐えられるものに限定します。
酸化エチレンガス滅菌・・・エチレンガスによって微生物を死滅させます。温度は60℃と低く、ゴムやプラスチックなど熱に耐性がないものに適していますが、残留ガスによる影響が懸念され、新たなガスの採用が検討されています。
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